「こんなグズで役立たずな男が何で生まれて来たのか、何のために生きていくのか…!その全部を教えてくれる、家族って居場所を!!……なくすわけにはいかない、なくなるわけがないんだ……」 ザルツ人のヤーブとして第二の人生を切り開いた薮は、ガミラス星で愛する「家族」を得ていた。 だがそのガミラス星は消滅した。家族を失ったかもしれない恐怖を抱えながら、薮助治はいま再びヤマトの波動エンジンの前に立つ。