技術本部で進められていた装甲宇宙服の高機動化計画に、2式空間機動甲冑の運用データを取り入れて開発された。対空間機動兵器用に対物火器を主として扱う歩兵として位置づけられ、塹壕戦性能と空間機動性能が重視されている。背部に装備したモーメンタム・ホイールを脚部のクローラーと併用することで陸上での機動性が向上。空間機動時にはホイールの高速回転とアーム可動を併用し、マスバランスによる姿勢制御で高い隠密性を実現している。運用の基本は兵員輸送艇による降下および騎兵戦闘艇による空間機動ではあるが、第65護衛隊の練習航海では航空隊と連携し、吸着懸垂下降装置を使用した戦闘訓練が行われた。