戦艦と空母の特性を併せ持ち、単独戦闘行動も可能な航宙戦闘母艦に、艦隊の指揮機能を与えた特一等艦。
回転式甲板を装備し、飛行甲板の裏側を砲戦甲板とする。回転式甲板下にはデスラー砲が搭載され、艦首に物質転送機を備えた。また、船体の防御機能強化のため、ゲシュ=タム・ウォール(波動防壁)が採用されている。計画時には艦橋部分を独立戦闘指揮艦とする予定であったが、技術的な問題から難航。工期短縮のため、やむなく仕様を変更し、艦橋の分離機能は廃された。完成した本艦は試作艦を示す赤い船体色のまま、引き渡され、デウスーラⅢ世の名を与えられた。