総督として支配していたガルマン星をアベルト・デスラー率いるガミラスに奪い去られて早や2年。ボローズはいま、辺境の星間国家“地球”に領海侵犯を繰り返す、極めて小規模な艦隊の監督、指導を行う政治将校に身を落としていた。自分を挫折させたガミラスへの恨みとその友好国地球への苛立ちを持て余す中、ボローズは想像だにしていなかった“未知の敵”に遭遇する。