「透、私も手伝いたい……」
西暦2199年、最年少クルーとしてヤマトに乗艦。この航海で出会った星名透と結ばれ5年が経過した。 デザリアムの進駐が始まる中、司令本部に勤務していた百合亜は藤堂長官の指示に従い夫と共に脱出。現在は素性を隠し新都に潜伏している。 侵略者デザリアムを社会が受け入れている現実に言いようのない恐怖を感じているが、そこに楔を打ち込もうとしている夫の心も理解しきれず、百合亜はいま焦燥感を募らせている。