「地上からも膨大な数の搬送波が……なに、5Gって?」
現・ヤマト通信長。イスカンダルへの最初の航海を知るベテラン通信士。暗号電文解読の腕前は超一流。
「令和の地球」に漂着したヤマトは耳と口を塞がれていた。都市に満ちる4G/5Gの電波は、2200年代の量子通信システムにはただの「ノイズ」でしかない。
さすがの市川も一瞬戸惑ったが、すぐさま技術科と連携。わずか数時間でカオスな現代ネットを掌握する。さらに市川は膨大なパケットから次々と暗号を剥ぎ取り、ターゲット・斉藤了一の極秘メールアドレスを特定した。