〈銀河〉航海長。 ガトランティス戦役時代の市瀬は、“肉体を機械化してでも反応速度を向上させたい”と考える激しい若者だった。4年が経過したいま、彼女の心にそんな思いはない。市瀬は変わり、彼女が舵を取る銀河も変わった。神崎副長の願いに応え、火器管制の封印を解いたのだ。 銀河の変貌は一瞬のことだったが、市瀬は“この変化の先”を密かに予感している。