戦死した加藤三郎の一人息子。口数は少ないが、身体も心も7歳とは思えないほど成長著しい。亡き父に恥ずかしくない人間になろうと、自分で自分にルールを課している節もある。 自分の気持ちを貫く強さ、弱い者をいたわる優しさ、その両方を併せ持つ翼の心には、父と母がそのまま息づいているかのようだ。