ヤマト機関員。
二年前の錬成航海で初乗艦した際、緊張から徳川太助の“ヤマトエンスト事件”をほう助してしまう。
正式任官後、栗は山崎、若狭に伴われ小惑星イカルスへ。大門、東田、西尾、菊池ら防大同期の旧・ヤマト艦隊メンバーと共に、秘匿されたヤマトの改装に従事していた。
栗はその風貌通り、穏やかで心優しい青年だ。反乱行為に加担し、仲間や先輩に銃を突きつけることなど到底できない。だが栗はそれを実践した。二百年前の時点から未来を変えて行く「歴史改変」の誘惑は、心に傷を抱える優しい者ほど深く刺さるのだろう。