「人殺しじゃない、そんなの。神様だってしちゃいけないことよ!」
常に周囲への目配りを忘れない衛生士。
他者の苦しみも喜びも我が事のように受け止める、人一倍高い共感力の持ち主。
そんなみやこだからこそ、「歴史改変」の誘惑に取り付かれ反乱を起こした仲間の気持ちは、痛いほどに理解している。しかし、それ以上に、「消されてしまう者たちの痛み」をみやこは感じ取った。
そんな恐ろしいことを仲間や土門にさせるわけにはいかない。みやこは、初めて見せる厳しさで土門を必死に思いとどまらせようとするが、その決意を変えることはできなかった。しかし──