「パーティー… 私が? いいの? 私を外に出して」
「次に会う時は殺すことになる」 アルフォンから“古代の殺害”を予告された雪は、“精神転送中のアルフォン“を手に掛けようとしたが、ナイフを振り下ろすことはできなかった。一見冷酷なアルフォンの眼差しの奥に垣間見える、悲しみと苦しみ──その意味を考え続けた雪は、パーティ会場で爆破テロが起こった際、迷うことなく炎に飛び込み、負傷したアルフォンを救出した。この行動が、次に何を招き寄せるのか。雪自身もまだ分かっていない。