「苦しんでいるみたい・・・私の知っている人もよくそういう顔を…」
“情報”を掴むため、敵将校アルフォンの官舎に留まり続ける雪。その間にも情勢は急転を続ける。 地球政府によるガミラス人放逐、パルチザンの反抗作戦。それらを見つめる日々の中、雪は次第にデザリアムの人間性に触れて行く。そんなある日、“精神転送”を駆使してヤマトを追うアルフォンから古代の生存を知らされる。「次に会う時は殺すことになる」と告げられた雪は、転送中の“眠るアルフォン”の身体に刃を振り上げる──