歴戦の女性空間騎兵。荒っぽい口調と裏腹に、隊員たちを見つめる目は優しい。 長官直轄部隊に再編された永倉小隊は、新都に侵入したデザリアム軍と交戦。だが一夜が明けると不可解な“武装解除”の命令が下る。防衛軍上層部とデザリアムの間に“密約”の匂いを感じ取る永倉だったが事態はあまりにも複雑だ。永倉は敵と味方を慎重に見極めた末、表向きには軍務を継続しつつ、その裏で小隊ごとパルチザンに身を投じることを決断した。