「大統領。地球からガミラス人を追放する政令を出していただけませんか」
ガルマン・ガミラス地球大使。月の租借地“第三バレラス”からデザリアムの動向に目を光らせる。
新都で起こった“ガミラス人による自爆テロ“がデザリアムの偽旗作戦であることを即座に見破るも、謀略に踊らされた地球市民の感情は急速に悪化。バレルは同胞の安全を確保するため、「ガミラス人の国外退去令」の発令を大統領に進言する。
9日後、在地球ガミラス人を満載した避難船団の第一陣が地球を出発。バレルは月の執務室で、邦友たちの無事を祈るような眼差しで見つめていた。