「悪いことばかりじゃない。ガルマン・ガミラスだってボラーと和平する糸口をつかむことができたんだ。それを全部消してしまっていいのか?」
時空結節点を抜けたヤマト。状況把握の間もなく未知の戦闘機から警告を受け、島は補助エンジンのみでの脱出を敢行する。情報ゼロのまま都市上空を進み、高層鉄塔との接触を神業的な操艦で回避。海上へ逃れたところでメインノズルを着火。月の裏側への潜伏を成功させた。
「二百年前の世界への漂着」という状況が判明する中、土門はそれを利用し歴史の修正を具申する。
島はあり得ないと断じつつも、頭ごなしには否定しなかった。
歴史から消されてしまう者たちの体温を想えよ。それがわからないお前じゃないだろう?
島は土門にそう言いたかったのだろう。しかし──