「真田さんに譲って、俺も副長お役御免だ」
“無人艦隊”の指揮官として敗北の辛酸を舐めた島は、アステロイドベルトに佇む小惑星イカルスの内奥でヤマトに再会した。その舵を再び取る日の訪れに胸を高鳴らせ、島は岩盤爆破の嵐の中から新生ヤマトを発進させる。だがデザリアムへの反抗の狼煙が上がったのも束の間、古代進がヤマトの艦長職を解かれ退艦することになる。 島は思う。友として、いまの古代に自分は何をしてやれるのか──