「これで行く道は決まった。我々自身の目で確かめるしかない。デザリアムの真実を」
かつては沖田十三の座乗艦〈キリシマ〉の艦長であり、ガトランティス戦役では艦隊総司令まで務めた重鎮。精彩を欠く古代進を後ろに下げ、自らヤマトの第四代艦長となり時空結節点への航海の指揮を執る。冷徹な判断を下すことも多いが、胸中には“若い世代への信頼”が息づく。 「あいつらの未来が地球の未来…もうとっくにそんな時代だ」 尊敬する沖田の享年に並んだ今、山南はそんな思いで若者たちを見つめている。