アスカの同型艦の量産を以て、アスカ級の艦級が軍組織内で制式なものとなった。
アスカはもともと制式には「ドレッドノート改アスカ級補給母艦」であったが、便宜的に「ドレッドノート改級」と呼ばれていた。これはヒュウガとともにアスカが平和路線を謳う第4次防衛計画の下に建造を進められた経緯による。量産にあたってはアスカではあくまでも試験的に盛り込まれていた強襲揚陸艦としての機能を主体とした艦の建造も行われることとなった。ただし、本来ならば強襲揚陸艦としての艦級が新たに設けられるところを第4次防衛計画の建前上、公式には補給母艦としてアスカ級の量産計画下で建造が進められた。このため、アスカ級は補給母艦型を基本とし、強襲揚陸艦型が存在する形となっている。
また、補給母艦型であっても量産された艦は1番艦のアスカと内部構造に違いが存在する。たとえば、アスカは40メートル級の航宙機や宇宙艇の艦載を想定し、船体に大きな格納スペースを持っていたが、量産型では廃されている。
識別番号は1番艦のアスカが補給母艦であったことから、奇数番号が補給母艦型、偶数番号が強襲揚陸艦型として割り振られている。