試製次元潜航艇 コスモハウンド

通常の宇宙空間と亜空間を往還し、両空間で航行可能な特殊艇。通常空間と亜空間の領域をまたぐ、観測・索敵が可能。次元潜航技術はガミラスにおいて実用化されたものが技術供与の形で地球側へもたらされた。
安定翼内には次元境界面の突破と潜航のため、次元潜航艦同様、多次元位相バラストタンクが装備されている。緊急時にはこれを強制排除し、通常空間へ浮上できる。本体と安定翼に分離する構造は、コスモハウンドが多目的輸送艇構想をベースとして開発されたことによる。「イスカンダル事変」で実戦投入され、その有用性を証明した。
「イスカンダル事変」後は試験艇として各種データの収集が行われ、アスカ級補給母艦アスカの艦載艇として配備された。この際、船体には同じく多目的輸送艇構想を基に開発された〈5式中型輸送艇〉と同等の自衛用武装が設置されている。〈5式中型輸送艇〉は本体に多様なユニットを装着し、高い汎用性を持つ。カーゴ・コンテナを擁するMC型を基本とし、地上攻撃・局地制圧用のACA1・ガンシップ型など、用途に応じた様々なバリエーションが存在する。

  • 全長 : 39.4m
  • 主機 : 改型次元波動エンジン + ガ200式次元潜航装置
  • 補機 : 
    • コスモタービン × 2 (通常空間航行および次元潜航用)
    • リニアスパイク型コスモエンジン × 1 (通常空間航行用)
  • 武装 : 
    • 全周型小口径パルスレーザー銃 × 1
    • 二連装パルスレーザー砲 × 2