デザリアムの巨大移動要塞。
各部に武装を備えるほか、ゴルバ同様に位相変換装甲を持ち、波動砲の集中砲火にも耐える。
太陽系外縁に侵入したグランドリバースは、第十一番惑星近海でアンドロメダ級宇宙戦艦アルフェラッツを旗艦とする監視艦隊と、領海侵犯を行っていたボラーの艦隊に遭遇。その後、木星軌道内へ侵入し、小惑星帯テミス群に敷設された波動共鳴機雷原を突破。内惑星軌道内に展開する防衛艦隊の阻止作戦も虚しく地球へと降下、新都郊外の荒野に降着した。
新都をはじめとして世界各地へ降下したデザリアムの地球制圧作戦の司令基地の役割を担っている。上部(星間移動時には先端となる)に位置するドーム状の部分は、ときおり赤く発光する。この際、特殊なエネルギー波が発せられるが、その特性については現段階では不明である。
降着時には胴体部を囲むように持つ8本の脚を展開、下部中央に備えた突起を超振動させることで地面を穿ち、地中深く突き刺す。脚部は防御脚としても使用され、多数のビーム砲を備える。
波動エンジン(ゲシュ=タム機関)を一時的に停止させる波動共鳴機雷の影響が皆無であったことから、グランドリバースの動力は波動エネルギーとは異なると推測される。