グランドリバース

デザリアムの巨大移動要塞。
各部に武装を備えるほか、ゴルバ同様に位相変換装甲を持ち、波動砲の集中砲火にも耐える。
太陽系に侵入後、波動共鳴機雷原を突破し、防衛艦隊の阻止作戦を突破し、新都郊外の荒野に降着した。
降着時には胴体部を囲むように持つ8本の脚を展開、下部中央に備えた突起を超振動させることで地面を穿ち、地中深く突き刺さる。脚部は防御脚としても使用され、多数のビーム砲を備える。また、触手状のプローブを複数持つ。
波動エンジン(ゲシュ=タム機関)を一時的に停止させる波動共鳴機雷の影響が皆無であったことから、グランドリバースの動力は波動エネルギーとは異なると推測される。
新都をはじめとして世界各地へ降下したデザリアムの地球制圧作戦の司令基地の役割を担う。
「視床の間」と呼ばれる広間には「大喪失」を免れた歴史的遺産が飾られている。それらはガミラス戦争の破壊を免れ、2207年の「現代」にも存在する美術品であり、そのひとつが揚羽美術館に保管されているゴッホの『星月夜』であった。
2207年の地球到着後、「視床の間」は地球政府要人との会見、スカルダートの全世界へ向けた放送や、南部重工の肝煎りでデザリアムとの共生世界を目指す名目での懇親会などに利用されている。

  • 全長 : 1800m(地上降着時)