グランドリバースの設置に伴う「歴史修正計画」を支援するため、2207年の太陽系へ派遣されたデザリアムの艦隊は、グランドリバースを移動司令本部とし、6基の自動惑星ゴルバを中核とする6つの艦隊から成る。
艦隊はいずれもプレアデス改級攻勢型戦艦を旗艦とし、プレアデス級攻勢型戦艦、ヒアデス級護衛艦で構成される。このうち1隻はプレアデス改級攻勢型戦艦の二番艦ガリアデスであり、総司令官のカザンが座乗、すべての艦隊を率いる。
艦隊の主力を成す戦艦として配備されている。
位相変換装甲を備えるが、防御力は出力の関係からプレアデス改級攻勢型戦艦より若干劣る。
艦首の開口部より艦載機を発進させる。内部にプレアデス改級攻勢型戦艦と同等の滑空区画を有し、艦載機は区画通過時にエネルギーを充填が行われる。
太陽系に侵入したボラー艦隊を迎え撃つグロデーズ級殲滅型戦艦グロデーズに率いられた艦隊では攻撃力の一翼を担った。
このとき、艦隊はイスカンダル移送計画の際とは異なり、地球やガミラスに近い陣形となっていた。これはボルゾン太陽系での戦いから、デザリアムが失われていた23世紀の艦隊運用を新たに「発見した」ためと考えられる。
艦隊編制上、最も多く配備されている。
地球制圧作戦の艦隊に配備され、太陽系に侵入したボラー艦隊を迎え撃ったグロデーズ級殲滅型戦艦グロデーズの艦隊においても運用される。
エネルギー出力がプレアデス級攻勢型戦艦よりも低いため攻撃力、防御力は劣る。プレアデス改級、プレアデス級と異なり、発進口と滑空区画を持たず、艦載機を搭載していないのもエネルギー充填を行う余力を持たないためである。
一方で小回りの効く高い運動性能を有し、対ボラー艦隊戦においては敵艦を翻弄する働きを見せた。