第28護衛隊の一隻。火星の大地の色である赤を主体とした塗装を艦艇に施す迷彩は、火星自治政府宇宙海軍が採用したことがはじまりとされている(当時、テラフォーミングの途上にあった火星はまだ赤い大地を多く残していた)。
第1次内惑星戦争後、再度の火星自治政府との衝突を想定して国連宇宙海軍が設立された経緯もあり、宇宙海軍の艦艇にも同様の迷彩を施したものが多く見られた。ガミラス戦争、ガトランティス戦役において、火星軌道は重要な防衛線として認識され、特に白色彗星の侵攻においては「絶対防衛線」として位置づけられた。火星迷彩はこの防衛線を守る主要な艦艇に採用され、時期により若干の差違こそあれ、 2207年現在の宇宙海軍でも引き継がれている。