戦艦と航宙母艦の特性を併せ持ち、単独戦闘行動も可能な航宙戦闘母艦であり、艦隊の指揮機能を有する特一等艦である。
航宙戦闘母艦として大ガミラス帝国時代に就役したゲルバデス級航宙戦闘母艦同様、回転式甲板を装備し、飛行甲板の裏側を砲戦甲板とする。回転式甲板下にはデスラー砲(波動砲[ゲシュ=ダールバム])が搭載され、艦首に物質転送機が装備されている。また、船体の防御機能強化のため、地球の技術協力のもと開発されたゲシュ=タム・ウォール(波動防壁)が採用された。
ガルマン星奪取作戦においてデスラーの座乗艦として投入され、ガミラス星消滅後にはヤマト艦隊とともにガミラス艦隊の旗艦としてデザリアム艦隊と対峙した。
デウスーラⅢ世はガルマン・ガミラス航宙艦隊が擁する、唯一のデスラー砲搭載艦である。このため、デスラー砲の火力を活かすべく、遊撃艦隊の旗艦として各方面へ派遣されている。
なお、かねてよりタランはデウスーラⅢ世を「高貴なる蒼」に塗り替えることをデスラーへ上申していたが、デスラーは大ガミラス帝国時代に試験艦の塗色とされていた赤のままでの運用を命じた。これはデウスーラⅢ世がデスラーの座乗艦としての任を解かれ、遊撃艦隊の旗艦とされた現状を鑑みての判断ともいわれる。