空間艦上攻撃機DMB87〈スヌーカ〉

〈スヌーカ〉はもともと大気圏内で性能を発揮した急降下爆撃を、航宙母艦で運用可能なように改造したものであった。主に敵艦艇への直上直下からの攻撃に使用されたが、重戦闘機の配備、宙雷艇の増産により辺境宙域への配備が中心となった。
主翼下に空対艦ミサイル、航宙爆弾を検証し、防御用としてボールマウント式の遠隔操作式の対空銃塔を装備する。搭乗員は操縦手と爆撃手の2名であり、後部座席の爆撃手は対空銃塔の射手も兼ねる。
〈ランベア〉がドメル機動部隊の1艦として七色星団海戦に投入された際には本機を艦載し、ヤマトへの奇襲攻撃を敢行した。このとき、本機に搭乗し、艦上攻撃隊を指揮したフォムト・バーガー少佐は、現在の〈ランベア〉艦長となっている。その後、〈ランベア〉は長期の整備改修を施され、重武装ユニットを装備、艦載機数を減らすことになったが、現在も本機を艦載し続けている。これは、バーガー自身が本機を熟知し、運用しやすいためともいわれている。
〈スヌーカ〉は特一等航宙戦闘母艦デウスーラⅢ世にも艦載され、運用されている。バーガーが〈ランベア〉に同機を艦載させた理由とは異なり、デウスーラⅢ世の場合は、現在のガルマン・ガミラスにおいては代替となる重戦闘機や宙雷艇の数が十分でなかったことが挙げられる。
カラーリングは大ガミラス帝国時代に本土防空隊や前線基地へ配属された機体に準じ、国防色(ダークグリーン)をベースしているが、迷彩色は異なる。

  • 全長 : 18.207m
  • 乗員 : 2名
  • 兵装 : 
    • 7.9mm機関銃 × 10
    • 13mm機関銃 × 2
    • 七連装ロケット弾発射機 × 2
    • 連装レーザー銃塔 × 1
    • 空対艦ミサイル × 2
    • 航宙爆弾 × 6
    *砲煩兵器の口径は地球側の換算による数値。