月の復興作業での役割を終え、旧土星軌道の〈歎きの海〉で土星修復作業にあたっていた波動実験艦銀河は、オペレーションDADの発令により旧第65護衛隊のクルー回収の任務が与えられた。また、当初の計画ではクルー収容後、銀河は秘匿されたヤマトと合流して対デザリアム艦隊の一翼を成すこととなっていた。
しかし、銀河は地球を脱出するアスカ級補給母艦アスカ援護のため、デザリアム艦隊に波動防壁を用いて突入、善戦虚しく、月面の第三バレラスへ不時着することとなった。
銀河は搭載されているコスモリバースシステムの影響で、装備されている一切の砲熕兵器が使用できない状態にある。にもかかわず、デザリアム艦隊との戦闘中、主砲の発射に一度だけではあるが成功した。
これは神崎恵一等宙尉がコスモリバースシステムへのアクセスに成功し、火器管制システムのロックを一時的に解除させたためである。神崎一等宙尉は戦闘終了後、コスモリバースシステムの制御室で負傷し、意識不明の状態で発見された。
擱座した銀河は現在、地球政府の特別諮問機関となったデザリアムの監視下に置かれている。