ヒュウガの同型艦の建造が開始されたことで、軍組織内でヒュウガ級の艦級が制式に設けられることとなった。
ヒュウガはもともと制式には「ドレッドノート改ヒュウガ級戦闘空母(戦闘航空間機母艦)」であったが、便宜的に「ドレッドノート改級」と呼ばれていた。これはアスカとともにヒュウガが平和路線を謳う第4次防衛計画の下に建造を進められた経緯による。しかし、アスカとともに平和路線を謳う第4次防衛計画の下に建造を進められたヒュウガであったが、ボラー連邦から頻繁に領海侵犯を受けている現状の中、地球防衛軍の防衛方針も玉虫色のものとならざるを得なかった。
アスカの同型艦量産にあたって、強襲揚陸艦型を補給母艦の区分のもとに建造しているように、ヒュウガの2番艦建造と新たに設けられたヒュウガ級の艦級は、地球防衛軍の現実的な対応のひとつであった。