ボラー連邦についての情報が少なかった段階では、「A型」として分類されていた戦艦。
クロトガはボラー語で「英雄的な行動」を意味する。
永久管理機構の立案実施した13号計画では、安定した性能を持つ「標準」型戦艦の量産が企図され、クロトガ型はこの要請に応える傑作艦となった。半世紀以上前の計画で就役が開始された艦だが、現在でもボラー連邦を主力艦として建造が続けられ、第一線に配備されていることがその証左といえよう。
また、本艦の同型艦が火星に漂着、火星自治政府はこれを発見、解析することで新型宇宙戦艦を建造した。後にこの技術は地球側も知るところとなり、国連宇宙海軍の艦艇に大きな影響を及ぼした。クロトガ型が地球の宇宙戦艦を技術的に大きく飛躍させることとなった背景には、この艦の基礎設計の確かさがあった。
建造時期により一部の艦は陽電子ビームの色に若干の差が存在する。