機動要塞ゼスパーゼ

ボラー連邦の大型移動要塞。ベムラーゼ最高管理委員長がボラー本星を離れる際には移動執務室としても利用され、永久管理機構の政庁としての機能を有する。
帝政ボラー時代に発見された古代文明の遺跡をベースとして建造され、帝国が版図を広げる巨大な軍事力、後には国家体制を維持する権力の象徴としての役割を担った。長い歴史の中、幾度も改装、拡張が行われ、難攻不落の要塞と称された。
要塞の中心部にある球体部分が古代文明の遺跡を基にした部分であり、動力炉を擁する。帝政時代からの長い解析にもかかわらず、失われた古代文明を出自に持つゼスパーゼのすべては解明されていない。特に動力炉は完全なブラックボックスであり、潜在的な出力は星域そのものを吹き飛ばすほどのものと推測されている。
帝政時代から現在に至るまで、ゼスパーゼの動力炉を完全に制御する術(すべ)は見出されておらず、ボラー連邦も安全装置を付けて機能、出力を制限し、かろうじて運用している状態である。この設備がゼスパーゼの球体部分の上下左右に付随する細長い構造物であり、緊急時に備えた爆縮安全装置となっている。また、この部位には艦隊運用システムを擁する。
永久管理機構は今後、ゼスパーゼの移動艦隊基地としての側面を拡充する方針のもと、附帯設備といっそう高機能化された制御装置を取り付ける方向で改装計画を進めている。