『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』上映記念舞台挨拶
劇場:新宿ピカデリー
日時:2021年6月12日(土)
登壇者:山寺宏一(アベルト・デスラー役)、桑島法子(森雪役)
福井晴敏(構成・監修・脚本)、佐藤敦紀(ディレクター)
MC中村繪里子(桐生美影役)
6月11日(金)より全国36館の劇場で上映を開始した特別総集編『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』。
その上映記念舞台挨拶が、6月12日(土)新宿ピカデリーにて催された。
登壇したのは、アベルト・デスラー役の山寺宏一、森雪役の桑島法子、構成・監修・脚本の福井晴敏、ディレクターの佐藤敦紀。
また、舞台挨拶の司会は桐生美影役の中村繪里子が担当した。
冒頭には、古代進役・小野大輔からのコメントVTRが上映され、シリーズに携わり作品が歴史として紡がれていくことへの感慨、そして『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』シリーズに続く、最新作『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』の上映が2021年10月8日より始まることが、小野の言葉として、来場者に伝えられた。
VTRの後、出演者が登壇し舞台挨拶がスタート。
まずは、今作『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』について話題が展開された。
佐藤ディレクターからは「すべての映画に言えることですが、この日を迎えられたことが本当に嬉しい限りです。」と安堵の挨拶からスタートした。
続いて、MC中村からの「『2202』だけでなく『2199』、加えてそれ以前の私たちの世界史までを含んだ内容になっているが、そのような構成になった経緯は?」との質問に、福井は「シリーズを見たことのない方に向けて、作品の世界が、自分たちの世界と地続きだということ。『2199』『2202』合わせた全52話のストーリーを追うだけではなく、“個人のキャラクターから見たドラマ”という新しい作品を生み出すことを考えました。」と、本作が様々な方に向けて制作されたことを語った。
また、今作を見た桑島は「古代進でも森雪でもなく真田の視点から描いていく、という斬新な設定に引き込まれました。このような大作に関われたことに感謝しています。」と、山寺は「すごいドキュメンタリーを見た。これほどのフェイクドキュメンタリーのアニメーションはこれまで存在したのか、と思うほどにリアリティを感じました。」と、作品への驚きを述べた。
そして、舞台挨拶の後半には、6月11日にティザービジュアル等の作品情報が解禁された『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』へと話題が移り、福井からは「先日、山寺さんのアフレコが終わりました。本当に胸に響く作品になったように思います。」また、デスラーをメインに据えたティザービジュアルについて「『2205』は古代とデスラーのダブル主演と言っても過言ではない作品。」と、益々広がっていく「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの歴史、そして展開していく物語への期待が募るコメントで締めくくられた。
最後は、桑島、山寺、佐藤、そして福井から一言ずつの挨拶で、舞台挨拶を締めくくった。
○桑島法子(森雪役)
「本当に今日を迎えられて嬉しく思います。まだまだ上映期間ありますので、一人でも多くの方にヤマトが届きますように。そして、『2205』本当に期待しておいてください。『2205』には、新しいクルーが多く登場し、新しい風が吹いているので、雪は見守っていきたいと思います。」
○山寺宏一(アベルト・デスラー役)
「本日はお集まり頂き、ありがとうございました。何度も作品を見ていますが、ラストの真田の語りは、今の時代に大切なことが詰まっていると感じています。ヤマトをはじめてみる方にこそお勧めしたい作品ですので、今作を是非たくさんの方に進めていただきたいです。」
○佐藤敦紀(ディレクター)
「ついこの前まで閉まっていた劇場に、お客さんがいることにしみじみと嬉しく思います。作品は皆さんに視聴いただいて初めて作品として成就できると思っていますので、この作品はもちろん、他の映画も愛して欲しいです。」
○福井晴敏(構成・監修・脚本)
「今作は、今までの総集編というよりも、新しいスタートラインのような作品です。これからもリメイクヤマトシリーズは、壮大な物語として続いていきます。今作を視聴すれば『2205』を存分に楽しめますので、是非たくさんの方に広めていただきたいです。『2205』の上映の際、満員のスクリーンで再びお会いできることを楽しみにしています。」