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2021.10.29 SPECIAL REPORT

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトークオフィシャルリポート

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトークオフィシャルリポート
■劇 場:新宿ピカデリー
■登壇者:安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、MC 岡秀樹(脚本)
■日 時:2021年10月28日(木) 


『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』の上映を記念し、新宿ピカデリーにて、トークイベント「ヤマトーク」が開催された。
第1回となる10月28日は、安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、MCに岡秀樹(脚本)が登壇し、濃密なトークを展開させた。
さらに、イベント内では2月4日の上映開始に先駆けて、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』の冒頭11分の映像も上映された。

まずは、上映開始から3週間が経った『前章 -TAKE OFF-』の反響について、安田は「原作やリメイクシリーズを見てきたファンの方に受け入れられるか不安でしたが、多くの方にご覧いただけて驚いています。良い“旅立ち”になりました。」と安堵した様子を見せた。


続いて、本作の制作過程を振り返ることに。『2205』の物語を練り上げていったシナリオ会議には毎回、安田・福井・岡のほか、設定考証、メカニカルデザインなど10人以上のスタッフが集まり、長い時間をかけ行われた。安田は「これほど大人数でのシナリオ会議は初めて」と語り、贅沢なメンバーでおこなわれる形式に驚いたという。福井は「ヤマトをよく知る“ヤマト賢者”たちからアイデアを募り、議論しながら自分の考えと擦り合わせを行う必要がありました。」と説明した。岡は、「本作をご覧になったファンの方が、原作に対するリスペクトを感じたのは、“ヤマト賢者”の存在が影響しているかもしれないですね。」と分析した。


次に、Twitterで募集したファンからの質問に答えた。テーマは「#今さら聞けない2205」。「安田監督の持ち味を一言で表すと?」という質問に対し、福井は「色々なところに気を回し、細かい部分まで詰めてくれる。“艦載機”のような存在です。」と答え、岡は「リテイク指示を出す際にも、現場を混乱させないよう我慢強くタイミングを見計らっています。“波動防壁の使い方がうまい艦長”という印象。」と評した。


「ヤマトが発進するシーンで、土門竜介が操縦桿を引けなかった理由は?」という質問に福井は「このままヤマトを座礁させてしまおうかという思いもよぎるが、(土門の)父のことを思い返し、そんなことをしても自分の気が晴れないと思い至る。様々な思いや葛藤から、ある種パニック状態になったのでしょう。土門がヤマトに乗り込んだ理由の根源に立ち返った瞬間です。」と、土門の胸中を明かした。


そして、『後章 -STASHA-』の冒頭11分を上映。安田は「『前章 -TAKE OFF-』のラストでヤマトが颯爽と登場したので、その勢いを損なわないよう意識しました。特に、コスモパイソンの機動力を魅せられるよう工夫しました。」と、迫力満点の冒頭シーンに込めた思いを語った。

最後に、安田、福井の挨拶でイベントを締めくくった。

安田賢司
「『前章 -TAKE OFF-』が多くの方に楽しんでいただけたことを実感し、感動しています。『後章 -STASHA-』は驚きの展開が待っていますので、楽しみにしていてください。」

福井晴敏
「古代がどのように人間的な復興を遂げていくかが、『後章 -STASHA-』のひとつの柱になっているのでご注目ください。今後とも応援をよろしくお願いします。」


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