日時:6月4日(木)20:55~21:25
場所:新宿ピカデリー シアター1
登壇:桑島法子(森雪役)、畠中 祐(土門竜介役)、村中 知(京塚みやこ役)
福井晴敏(総監督)、ヤマトナオミチ(監督)
中村繪里子(進行/桐生美影役)
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いよいよ物語のクライマックスに向けて走り出した第六章について、京塚みやこ役の村中 知は「回を重ねて地道にアフレコ収録してきましたので、毎章上映されるたびに『ここまで来たか』という感覚になるんです。それが第六章となるといよいよクライマックスに近いわけで。今までやって来た達成感と、自分の中で生まれた変化、そして皆さんへの感謝など、色々なものが入り混じっていて。それを今日、こんなに多くの方と共有できるのが本当に嬉しいです」と感慨深い様子でコメント。
一方、土門竜介役の畠中 祐は「第五章の衝撃の終わり方から、やっと皆さんに見ていただけました」と語ると、「第六章は本当に盛りだくさんの章でした。アフレコをしている時はあまり認識していなかったんですが、この第六章のボリューム感は本当にビックリ。この章の収録はかなりカロリーを使ったなと思っております」と本作の密度を強調。「土門として、人前でキレ散らかしてまた迷惑をかけてしまって……一抹の恥ずかしさを覚えました」と苦笑い。本編を鑑賞したばかりの観客の笑いを誘った。
さらにヒロインの森雪を演じる桑島法子が「このふたり(畠中・村中)と登壇できる日がくるとは思ってなかった」と笑うと、「実はこのおふたりとはアフレコで一度も一緒になったことがなくて。ヤマトクルーの中で今もっとも“ホットな二人”を間近で見られて嬉しいです」と第六章の劇中で“いろいろなことがあった”土門とみやこをいじってみせた。
その様子を見ていたヤマト監督も「第六章ってそういった恋愛面もあれば、ちょっとホラーっぽいところもあるし、アクションもある。そういった厚みのあるものを能力のあるスタッフの皆さんの協力のおかげでつくりあげることができて。やっとここまでたどり着けました」と本作の完成に感慨深い様子を見せた。
そしてトークの話題は、第六章の冒頭で展開される、ヤマトが現代の東京の上空を周回する圧巻のシーンの裏話に。そのロケ地選びはどのように行われたのだろうか。福井総監督は「スカイツリーを劇中に登場させるには当然ながら許可をいただく必要があって。関係各所にお願いを重ねて、理想のシーンを描くことができました」と明かす。
ヤマトの飛行ルートについても、現実の東京の地形に即した綿密な計算がなされている。「(新宿ピカデリーのある)靖国通り沿いを進み、鶯谷あたりで進路を変えると目の前にスカイツリーが現れる。ヤマトを追ってくる自衛隊機を振り払うため、わざとスカイツリーに向かって進み直前で避けるというのは島の高等テクニックですね。そこから上野を通るのであれば、やはり西郷さんの銅像は外せない」と福井総監督がロケ地選びの裏側を明かすと、会場からも感心した様子の声が響き渡った。
実はこれらのリアルな情景を描き出すため、数年前に福井総監督とヤマト監督たちが東京を巡るロケハンを決行したのだとか。一緒にスカイツリーに登り、西郷さんの写真を撮り歩いたという微笑ましいエピソードを披露したヤマト監督は「コンテを描いた後に、許可取り等の成否で最初から描き直すということが起きないとも限らない。そういう意図もあって、人にお願いするよりも、自分で責任を持ってコンテを切りました」と現代の東京の景色が映し出された本作の裏側について明かした。
そして話題は、再び土門の“反乱”について。「2205」に続き、またしても強硬手段に出た土門について「人生でこんなに何度も反乱を起こすことはない」と苦笑いの畠中。「今回の土門のセリフは、彼の120%の本音にしたいなと思っていました。2026年の地球に降り立った時の感覚に心を動かされて、過去をどうにかしてやり直したいという正義感の空回りではあるのですが、思いっきりブチ切れさせてもらいました。なんだかすごく気持ちが入りやすかったです」と、熱演の裏側を振り返る。さらにそこから激動の一途をたどる“土門とみやこの関係性”について登壇者たちからツッコミを受けることとなり、畠中も思わずタジタジになっていた。
そんな大盛り上がりのイベントの締めくくりとして、福井総監督が登壇者を代表してあいさつ。「この間、あらためて全編を通して見て最初に感じたのは、『女性が強い』ということ。(桑島)法子さんも試写を見終わってそう言っていましたから」と冗談めかすと、「ヤマトは長い歴史を持つ作品ですが、時代の空気を吸い込んでどんどん変化していく部分があります。この第六章を受けて、最後が果たしてどんな結末を迎えるのか。ぜひ皆様、期待してお待ちください」と締めくくり、会場の期待をあおった。


